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久留米の純心整骨院です!
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今回は、前回お伝えした「妊娠初期のお体の変化」に続き「妊娠初期症状の特徴」についてお話します。
妊娠初期の症状
- 着床出血
- 胸の張り・痛み
- おなかの張り、腹痛、下腹部の痛み
- 腰痛
- 頭痛
- 肌のトラブル
- 臭い(嗅覚)の変化
- 唾液・鼻水の変化
- 頻尿・便秘・下痢
- 「おりもの」の変化
- 体のだるさ、眠気
- 情緒不安定
- 胃がムカムカする
- 基礎体温が高くなる
- 食べ物の変化
- 息切れ
- 生理の遅れ
1.着床出血
受精卵が子宮内膜に着床したとき、出血が1~2日続くことがあります。これが着床出血と呼ばれるもので、受精卵が子宮内膜にくっつく時に子宮壁が傷ついて起こるとされています。
着床出血の量や色などに典型的といえる目安はありません。「おりもの程度」から「いつもの生理くらいの出血量」まで差があり、色もピンク、茶色、鮮血色など人それぞれ違います。
ちょうど生理予定日の前後あたりに起こるので、生理との区別がつきにくいこともあります。「いつもの生理と違う」と思ったら着床出血の可能性があります。着床出血はある人とない人がいますが、生理的なことなのでどちらも心配ありません。
2.胸の張り・痛み
卵胞ホルモンと黄体ホルモンが増えると、乳腺や乳管が発達するために胸が張ったり痛くなったりします。生理前にも見られる症状なので区別がつきにくいですが、生理開始予定日を数日たっても続くのであれば妊娠しているかもしれません。赤ちゃんに母乳をあげる準備は妊娠初期から始まっていますね♪
3.おなかの張り・腹痛・下腹部痛
HCGホルモンの作用とホルモンバランスが乱れることで腸の動きが弱くなることが原因です。お腹が引っ張られるような張りやシクシクする鈍痛、むずむずした違和感など感じ方はさまざまです。下腹部に感じることも多いようです。痛みの持続期間は個人差があり、1日だけの人もいれば断続的に続く人もいます。
生理前の腹痛に似ているので、痛みの症状だけでは区別がつきにくい場合があります。「いつもの生理だ」と思って安易に鎮痛薬などを服用しないように注意してください。
4.腰痛
妊娠すると、分娩時に赤ちゃんがスムーズに出てこられるように「黄体ホルモン」や「リラキシン」という女性ホルモンの作用で骨盤周辺の関節や靱帯が少しずつ緩くなります。そのため、骨盤が不安定になり体の重心が多少変化して「腰津」を引き起こす原因となります。
また、子宮が大きくなるにつれて自然に背中が曲がって前かがみの姿勢になる人が多く、腰に負担をかけることも関係しています。
5.頭痛
側頭部やこめかみの付近がズキズキと痛む片頭痛が一般的です。黄体ホルモンによる血管拡張作用やホルモンバランスの乱れも原因の一つです。頭痛薬などをすぐに服用せず、まずはソファやベットでゆっくり横になりましょう。痛みが辛い場合は病院を受診すれば妊娠中でも飲める薬を処方してもらえます。
6.肌トラブル
ホルモンバランスの乱れが原因で、肌のトラブルに悩む方もいらっしゃいます。ニキビ、吹き出物、かさつき、かゆみなどがよくみられます。洗顔を丁寧に行い、清潔に保つことを心がけましょう。妊娠中は肌が敏感になるので「今までの化粧品が合わない」と感じたら敏感肌用や保湿効果の高いスキンケア化粧品に変えることがおすすめです。
また、ホルモン分泌の影響でメラニン色素が増え、色素沈着が起こりやすくなり、シミやソバカスが目立つようになることもあります。外出時には、日焼け止めクリームを塗り、帽子などで紫外線ガードも必要です。
7.嗅覚の変化
HCGホルモンの影響でにおいに敏感になることがあります。食べ物や魚介類、コーヒー、たばこ、香水など今まで大丈夫だったにおいが突然苦手になります。つわりのピークは妊娠8~11週なので、つわりの前段階となります。
出かけるときはマスクを着けてみたり、柑橘系やミント系のアメを持参しておくといいです。苦手なにおいがして気分が悪くなったときに口に含むと気持ちが落ち着きやすくなります。
8.唾液・鼻水の変化
ホルモンバランスの影響を受けて、自律神経が乱れることで唾液や鼻水の量が増えることがあります。ティッシュなどを持ち歩き、こまめに拭いましょう。外見上はマスクでカバーすることも良いです。鼻水が多くなると「風邪かも」と勘違いする方も多く、区別がつきにくい症状です。のどの腫れや高熱などがなければ妊娠の可能性も考えてよいでしょう。
9.頻尿・便秘・下痢
ホルモンバランスの変化や子宮が少しずつ大きくなることで、頻尿が起こります。膀胱は子宮の下にあり、子宮が大きくなるにつれて膀胱を圧迫するため、尿があまりたまっていなくても尿意を感じます。
便秘や下痢は、HCGホルモンの作用やホルモンバランスの変化で自律神経が乱れ、腸の動きが鈍くなるために起こりやすくなります。少しずつ大きくなる子宮が腸を圧迫することも影響しています。
下痢と比べて、便秘は圧倒的に多いです。快便だった人は便秘に、もともと便秘だった人は悪化します。きのこやバナナ、海藻などの食物繊維を積極的に摂取して対策しましょう!
10.おりものの変化
妊娠の兆候として代表的なものです。卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が増えることでおりものが変化します。乳白色や薄い茶色で量が増える、状態が水っぽい、においがしないのが特徴です。
量が多いときは下着をこまめに取り替え、おりものシートを利用するなどして常に清潔に保つことが大切です。
11.体のだるさ・眠気
HCGホルモンの影響でだるさや眠気を感じます。「体がだるくて朝、起きるのがつらい」「どれだけ寝ても眠い」などの症状は妊娠初期によくある症状のひとつなので、できるだけ体を休めましょう。
風邪の症状とよく似ていますが、のどの腫れや高熱がないなら妊娠初期の症状かもしれません。
12.情緒不安定
ホルモンバランスの乱れや妊娠に対する不安から気持ちが敏感になりコントロールが難しくなることがあります。
- イライラする
- 怒りっぽくなる
- 理由もなく急に悲しくなる
- 泣く
- 不機嫌になる
- 誰にも会いたくなくなる
- 暴飲暴食
などがみられる。中でも泣く人が多い印象を受けます。
自分なりのリラックス方法をみつけ、気持ちに少しでも余裕を持てるように対策しましょう。散歩や買い物など外に出かけて上手に気分転換をしていきましょう。
13.胃がムカムカする
妊娠初期は消化器系のトラブルも多く見られます。特に、HCGホルモンや黄体ホルモンの影響で胃腸の動きが弱くなり、胃のむかつきを感じることがあります。ムカムカする、キリキリ痛むといった状態でひどいときは食事が食べられないこともあります。症状や程度は人それぞれです。
14.基礎体温が高くなる
通常、生理が始まって2週間程度は基礎体温が低い「低温相」、排卵をはさんだ2週間程度は「高温相」と、低温と高温がはっきりわかれています。妊娠すると、基礎体温を上げる黄体ホルモンの働きが高まり、高温相が続きます。3週間続いた場合、妊娠の可能性があります。
15.食べ物の変化
ホルモンバランスの変化による自律神経の乱れで味覚が変わることがあります。
- 今まで好物だったものが食べられない
- 今まで嫌いだったものが食べられる
- 特定のものばかり食べる
などのことが起こります。食べ物は、「体重管理」にも大きく影響します。毎日、決まった時間によく噛んで食べることを心がけてください。胃のムカムカや吐き気が激しいときは無理せず食べられるものを食べてください。さらに、サプリメントなどを活用し、葉酸とビタミンB群を摂取することをおすすめします。
ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種類です。中でも葉酸は胎児の脳や神経、体の成長を助けるために積極的に摂取したい栄養素です。ビタミンB群は互いに活動を補いながら健康を保つ特性があり、炭水化物、タンパク質、脂質などの栄養素の代謝を促進し、エネルギーの産生を助ける働きがあります。
少しでも体調が戻ったら、なるべく栄養のバランスを整えた食事をしていけるように心配りをしましょう。
16.息切れ
少しずつ大きくなる子宮に肺が圧迫されて、息切れが起こります。
また、妊婦さんはおなかの赤ちゃんに酸素や栄養を運ぶため血液の量が増えます。大量の血液を全身に送るために心臓の負担が大きくなり、動機や息切れを起こしやすくなります。赤血球の量が減り、鉄欠乏性貧血によって息切れすることもあります。普段からゆっくり行動することを心がけましょう。
17.生理の遅れ
生理が規則的な人にとって、最もわかりやすい妊娠の兆候です。生理予定日より1週間遅れていれば妊娠の可能性があります。生理は子宮内で受精卵を迎え入れるために、ふかふかに厚くなった子宮内膜がはがれ落ちて排出される現象です。妊娠すると受精卵は子宮内膜に着床して発育するため、子宮内膜は排出されることなく役割をまっとうします。そのため生理が止まるのです。
ストレスが多い、生活習慣が乱れている、過剰なダイエットをしている人は生理周期が乱れがちになります。生理が遅れても気づきにくいので注意してください。
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